猫も人間と同じように糖尿病になることがあります。特に中高齢の猫や肥満傾向のある猫に多く見られます。以下に、症状・原因・治療法などをまとめました。
🩺 主な症状
- 多飲多尿:水を大量に飲み、頻繁に排尿する
- 体重減少:食欲はあるのに痩せていく
- 食欲増加:常に空腹感がある
- 元気がない:活動量が減る、寝てばかり
- 後ろ足のふらつき:神経障害の兆候
🐾 原因
- 肥満:インスリンの働きが妨げられる
- 加齢:基礎代謝の低下により発症しやすくなる
- 遺伝的要因:バーミーズやロシアンブルーなど一部の猫種に多い
- 膵炎:インスリンを分泌する膵臓の機能低下
💉 治療法
治療法 | 内容 |
---|---|
インスリン注射 | 毎日1〜2回の皮下注射が必要な場合も |
食事療法 | 高タンパク・低炭水化物の療法食に切り替え |
体重管理 | 肥満改善によって症状が緩和されることも |
合併症の治療 | 腎疾患や白内障などの併発に注意 |
🧘♀️ 予防のポイント
- ドカ食い・早食いを避ける
- 適正体重の維持
- ストレスの少ない環境づくり
- 定期的な健康診断
⏳ 余命と生活の質
糖尿病は完治が難しい病気ですが、適切な治療と管理を行えば、平均寿命を超えて元気に暮らす猫も多くいます。飼い主さんのサポートがとても大切です。
もし猫ちゃんに気になる症状があるなら、早めに動物病院で診てもらうのが安心です。必要なら、療法食やインスリンの管理方法も一緒に考えましょう。
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